嗚呼、なんでもっと早く読んでおかなかったんだろうとちょっと後悔している。
1巻のあらすじを読んでみると、嗚呼、池田理代子お得意!と思わざるえない感じですが、なんというか、これは良いよ。本当オススメ。
寧ろ読まないと駄目でしょう……。
池田理代子は絵も話も巧い。歴史物が本当好きみたいで、歴史を絡めながら話を書くという感じが多いような気がする。オルフェウスも巧く話に絡めていると思う。
1部、2部は軽いサスペンスチックなノリの少女漫画で、純粋に面白い。3部当たりから戦争が絡んできて、漂う空気も重い。
正直、池田理代子の漫画は女性陣が凄く魅力的だと思う。
確かに弱いところもあるのだけれども、基本的に凄く格好良い。
マリア・バルバラにアルラウネ、ヴェーラにしても。
イザークに、アレクセイは翳んでしまっているような気がする。まあ、悪くはないんだけれども。只、3部の準主役とも思えるレオニードは格好良かった。
正直、ああ云う結末が用意されているとは思ってもいなかった。
基本的に悲劇が好きなんだが、池田理代子の悲劇は余りにも深い。
スポンサーサイト